余命様。チームの皆様、ありがとうございます。
台湾の新聞・自由時報に気になるニュースがありましたが、日本の新聞各社はまだ伝えていないようですのでお知らせ致します。
原文中の六四事件は天安門事件など一部は日本で一般的な表現に変えましたが、意訳はせず日本語に訳しました。
自由時報 2016-01-26 15:28配信 中企收購全球最大図庫 買走六四「坦克人」版権
ビル・ゲイツが創設した米国のコービス(Corbis Images)は、5000万枚の原版写真の版権を擁する世界最大のギャラリー。
意外にも先頃、中国視覚文化公司に買収され、多くの20世紀の有名な写真の版権が移動するが、(その中には)中国政府があくまでも隠蔽したい[天安門事件]の現場写真すら含まれていると言われている。
中国視覚文化公司は22日に、1億ドルの価格でコービスとその傘下のブランドの写真素材の版権・ドメイン名・商標などの資産を買収したと発表。
その中には発明家エジソン、映画スターのオードリー・ヘプバーン、マリリン・モンロー、ブルース・リー、アフリカ系アメリカ人民権運動家マーティン・ルーサー・キングJr、そして理論物理学者アインシュタインの[ベロ出し写真]が含まれるが、天安門事件の時、人々の心を震撼させた[戦車男]の写真も今回の商談で中国に買われて行ったと指摘する人すらいる。
1989年に天安門事件が勃発し、中国政府は天安門広場で民主改革を要求する学生の鎮圧を命令した。
1989年6月5日、Newsweekのチャーリー・コール、AP通信のジェフ・ウィディーンアー、マグナム・フォトのスチュアート・フランクリン、ロイター通信の曾顯華ら4人のカメラマンは、中国の市民・王維林が身を挺して戦車の前進を阻止する写真を撮った。
その中の世界に広く伝わった一枚の写真は、西側社会で[戦車男:Tank Man]或いは[無名の抗議者:Unknown Protester]と呼ばれ、2003年に米国[Life]で世界を変えた100枚の写真の1枚に選ばれた。
中国視覚文化公司(視覚中国集団)は2006年6月設立。2014年4月にA株深セン市場で上場に成功。
文化 ・娯楽商品の製造およびテクノロジー開発を手がけるコンテンツ技術会社で、ラジオ・テレビの配信技術、インターネットサービス、インターネットゲーム、エンターテインメント、モバイル通信ネットワークゲーム、エンターテインメント技術、コンピューターソフトウエア開発などを手掛ける。
コービス傘下のブランドとは、CorbisImages、Corbis Motion、Veer です。
このニュースの第一報は23日付夜で、台湾国営中央通訊社などがアインシュタインのベロ出し写真の版権が中国のものになると報道。
お知らせする内容は、自由時報の続報です。台湾には四大報と呼ばれる大手新聞4社があり、その中でも自由時報は[台湾系]です。
冬本番ですのでくれぐれもご自愛ください。